J-College（ジェイカレッジ）

こんにちは。ジェイカレッジスタッフのいけもとです。

ジェイカレッジNo.52にお越しいただき
ありがとうございました。

今回は、

「仕事・会社の意味、本質を皆さんと一緒に改めて考えたい」

というスタッフの想いから天野敦之さんにお越しいただきましたが、
講演残り30分で、時間が足りなくなくなるほどの質問が、
それも実際の職場、会社で起きている切実な悩みなどが皆さんから寄せられ、
とても充実したジェイカレッジになったのではないかと思っています。

本当にありがとうございました。

冒頭に「今日聴いて帰りたいことを隣の方と話してください」
というちょっとしたワークがありましたが、
その時に話した内容をお持ち帰りいただけましたでしょうか。

講演を聴きながら、日ごろの仕事と照らし合わせ、
様々な想いが頭を巡ったのではないかと思いますが、
ここで、天野さんにお話いただいた内容を振り返ってみたいと思います。

ちょっと長くなりますが、お手すきの際にお付き合い下さい。

本当の幸せ、ビジネスの原点に気付いたきっかけ

天野さんが「本当の幸せ」を考えるきっかけになった話が冒頭にありました。

かつてコンサルティングファームや大手証券会社に勤めていたころ、
猛烈な残業による身体的な限界だけでなく、

「人の幸せを奪ってでも利益をあげる」

という、構造的な問題に疑問を感じ、精神的にも疲弊していったとのこと。

法律すれすれのグレーゾーンで、いかに複雑な仕組みをつくり、
自分の取り分、利益をあげるかが勝負。

自分の取り分が増えれば、どこかで誰かが犠牲になっている。。。

天野さんはもちろん、同僚にも笑顔はなく、
つらく、むなしい毎日が続いたそうです。

それまで「お金、モノが潤沢にあれば幸せ」だと思っていましたが、
いくら高い給料をもらっても、誰も幸せそうじゃない・・・。

そんなある日、オフィスの近くにあったジムに通うようになり、
そこで「ヨガ」と出会うことに。

ヨガに必要なのは体一つだけで、あとは何もいらない。
体も心も癒され、みんなが幸せそうに取り組んでいます。
そして、喜んでその対価としてお金を払う。

誰かの役に立ち、誰かを幸せに、笑顔にすることで、
その対価としてお金をもらう。
お客さまは喜んでお金を払う。

ここにビジネスの原点があるのではないか。
ヨガの体験からそう気付かれたとの事でした。

本当の価値を生み出す

ビジネスで一番大切なことは「本当の価値を生み出すこと」。

社員が幸せに働き、本来もっている可能性、創造性をフルに発揮し、
価値を生み出すことで仲間の、お客さまの役に立ち、喜んでもらう。

その結果として利益を得る。
それが本来のビジネスのはずですね。
ビジネスなので、利益が大切なのは当然です。

ただ、今は・・・

利益を出すために、社員を管理し、効率UPを求め、
一つの歯車としてだけしか見ていない・・・

効率化を求めるあまり、同僚を、部下を
「一つの役割」「利益を上げるための手段」としか見ていない。

実際そんな職場も多いと思いますが、そう見られた社員は、
その役割以上の働きをしなくなってしまう、というお話がありました。

「経理担当」とだけでしか見られないなら、経理だけの役割に徹し、
それ以上何かをして「相手のために何かを生み出そう」と思わなくなってしまう。

効率性を求めていたはずが、本当の価値を生み出せない組織になり、
結果、生産性が落ちては本末転倒です。

人としてではなく手段としてしか認められず、「幸せ」を感じられない社員が、
お客さまを幸せにすることなんてできるでしょうか・・・。

人を一つの歯車や手段としてみるのではなく、相手も自分と同じ悩み、
想いをもっている、愛にあふれた存在として見る。

「全ての人と、愛でつながっている。
相手は、自分と同じ一つの存在」

そうやって誰かを大切に思う気持ち、
喜んでもらいたいという気持ちが創造性を最大化し、新しいものを生み出すエネルギーになる。

そんなお話でした。

「何をすべきか」ではなく、どういう心でやるか

同じ「握手」という行動を2回行うワークがありましたが、
大切なのは「どういう心でやるか」ですね。

会社の業績が厳しい、売り上げが上がらない。
何か新しいことを、違うことをやらなければ・・・

まずはそう思ってしまいます。

もちろんそれら「行動」も大事ですが、それよりも大切なのは、自分のあり方。

To Do ではなく、To Be　

何をすべきか、何をやるのか、の前に、どうあるか。
自分の心のあり方。

同じ事をやるにしても、自分がどう考えてやるか、
相手のことをどう思ってやるか、
で結果は大きく違ってきそうです。

実際に同じ握手でも1回目と2回目は違っていませんでしたか？

実はシンプル？　とは言え・・・

このほかにもいろんな話がありましたが、一見深いように思えて、
よく考えてみるとシンプルなお話のような気がします。

ただ、シンプルとは言え、すぐに実践できるかと言うと・・・
なかなか難しいのが現実です。

実際のビジネスのシーンでは色んな予期しない事がおきますし・・・。

天野さんの著書「君を幸せにする会社」（日本実業出版社）
の主人公クマ太郎も、様々な壁にぶつかり、悩みながら
色んなことに気付いていきます。

講演でもクマ太郎感動ムービーの放映がありましたが、
壁にぶつかったとき、ぜひムービーを見て気持ちを
新たにしていただければと思います。

＜クマ太郎感動ムービーはこちらから＞

※ http://www.youtube.com/watch?v=BFnn04WDg0k

アンケートに書ききれなかったこと…
ご意見・ご感想などありましたら事務局までぜひお寄せください。

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電話ではお受けしておりませんので、ご了承ください。

次回のジェイカレッジ

ただいま準備中です。

決定次第ホームページとメルマガでお知らせいたしますので
ご確認ください！

スタッフ編集後記■

シンプル・・・と書きましたが、
今回のテーマはやっぱり深かったな、と思います。

でも、このタイミングでぜひ天野さんにお越しいただきたかった、
という想いがあったので、多くの方のご協力のおかげで実現でき、
たくさんの方にお話を聴いていただけて、本当にうれしく思っています。

最後にご質問いただきました方々、ありがとうございました。
本音で、実際に悩まれていることをご質問いただき、私も大変参考になりました。

時間の都合でご質問いただけなかった皆さまには申し訳ございませんでしたが、
ぜひ次回以降もジェイカレッジに足をお運びいただき、
何かヒントを得ていただければと願っています。

これからも皆さんと一緒に、楽しく成長していくジェイカレッジでありたいと思います。

今後ともどうぞよろしくお願いいたします！
ありがとうございました。
（いけもと）

また皆様にお目にかかれるのを楽しみにしております。
ジェイカレッジ校長　＆　愉快な仲間たちより

投稿者: Jカレッジスタッフ 日時: 2010-03-03