森川滋之さんに聞く「奇跡のチームビルディング~素人ばかりの営業部員で日本一を達成した秘密~」
これまでの常識を破ってでも、日本一のチームを創りあげた
主人公”吉田和人”のお話、そして、森川さんの営業時代の経験をまじえた
チームビルディングの秘訣…。
「悩んでいたけど、すーっと気持ちが晴れた」
「自分の信念を貫くってそういうことなんだ、ってわかった」
と、スタッフの間でもたくさんの気づきを頂いたと
感想を話し合いました。
これまでの営業ツールって、なんだったの?
最後の質疑応答でも質問をしてくださった方がいらっしゃいましたが、
奇跡のチームにとって、これまでの営業ツールの考え方は
まったく効果のないものでした。
精鋭営業パーソンであれば効果を発揮するであろう既存の営業ツールは、
素人集団には通用しません。
そこで”吉田和人”は独自の経験に基づいたさまざまな秘訣を
次々に伝授していきます。
そこには多少のテクニックがありましたが、
メンバーによって、ツールや手法を変えていく必要があることを
痛感します。
※ぜひ、「奇跡の営業所」を読んでみてください。
えー?それでいいのぉ?と、くすっと笑ってしまうような
テクニックも披露されていますよ。
3つの心のスイッチ
所属ロイヤリティ
営業未経験のメンバー、よそでは”ハンパモノ”扱いだった彼らが
よりどころにしたものは、
「居場所を守る」
という想いでした。
自分の居場所がそこにあること。
それがどんなに人の力を引き出すのか、ということを目の前に突きつけられた気がします。
仲間のために・・・
小説「奇跡の営業所」をお読みになった方には、強烈な印象が残っていると思いますが、
営業所の存続が決まったのは、ひとりの帰国子女の決意でした。
私たちは、ノルマや恐怖で縛られていても力を発揮できず、
かえって委縮してしまったり、モチベーションが極端に下がってしまいます。
「クオーター」とよばれる彼女が不得意な日本語のコンプレックスを乗り越え
頑張れたのは、仲間を守りたい、という一心でした。
自分の給料や地位のためにがんばるのではない、
仲間のためにと思えば、実力以上の力を発揮できるということですね。
人は動かすものではなく、育てるもの
「人であって消耗品ではない!」
と”吉田和人”が憤るシーン。
中途採用や派遣、契約社員の採用時に、つい「即戦力」を求めてしまう企業があります。
もちろん、これまでの経験やスキルを十分に発揮してもらう必要はあるのですが、
そこに「人を育てる」という意識が、だんだんなくなってきているということでもありますね。
「つかえなけれ首切り」という恐怖で人を動かすことは、
もう限界がきているといえるでしょう。
「人は動かすものではなく、育てるもの」
奇跡の営業所で、日本一を達成した“元”素人たちが、契約期間が終わったあと
それぞれの成功体験や強みを活かして、イキイキと巣立っていく様子が想像できます。
最後はリーダーの決意なんだ・・・
本部の方針にことごとく背いて、最善の方法と思えることを貫いた所長。
会社が悪い、環境が悪いと、自分以外の他者のせいにしていると
解決できない問題になってしまいます。
仲間のために、お客様のために結果を出す
というたったひとつの決意が、奇跡をおこしたんですよね。
今、会社が厳しい状況にあるとか、思ったようにメンバーが動いてくれないとか
いろいろな外部環境で、抱えている悩みがどんどん大きくなっている方も
たくさんいらっしゃると思います。
まずは自分のスタンスを変えてみる、
自分で責任をとる覚悟を決める、
厳しい状況になったときこそ、
今回のお話を思い出せるように、心にしまっておこうと思いました。
アンケートに書ききれなかったこと、ご意見・ご感想などありましたら
事務局までお寄せください。
なお、ジェイカレッジへのお問い合わせはメールのみ受付けております。
電話ではお受けしておりませんので、ご了承ください。
次回のジェイカレッジ
9月のジェイカレッジは、お休みします。
10月以降のスケジュールは、決定次第ホームページと
メルマガでお知らせいたします。
どうぞお楽しみに!
スタッフ編集後記
「奇跡の営業所」が発売される前から、森川滋之氏に交渉していました。
ぜひ、ジェイカレッジで話してほしい、と。。。
それが昨日、ようやく実現しました!!
一見無理そうに見えることでも、明確な目標と適切な手法、
そして仲間を思う気持ちがあれば、達成できる、
そんな勇気をこの小説からいただきました。
「奇跡の営業所」のエッセンスとともに、チームで働くことの喜びを
もう一度思い出していただければ幸いです。
ご参加いただきまして、本当にありがとうございました。
(ゆきコーチ)
また皆様にお目にかかれるのを楽しみにしております。
ジェイカレッジ校長 & 愉快な仲間たちより